・中京大学での就職はどういう感じか。

 最近、やたらと名前を売ろうとしている中京大学。市民会館しかり、スケートリングしかり、知名度を上げる行動の勢いは止まらない。しかし、外に対しての宣伝と打って変わって、学生たちの評判はあまり良くない。金の無駄遣いと皆は言う。

 だが、就職活動において、知名度が高ければそれに越したことはない。その点に関しては恨めない部分でもある。ただ、中京大学の場合「あの中京大学か!」ではなく「ああ、中京大学ね」である。知られていない学校ではない、といった程度なのだ。

 さて、話を具体的な方に進めて行こう。ここ数年の企業の動きとして、大学によるレベル付けはしない方針があるらしい。つまり、大学名だけで選考から落ちることはないと言ったところか。では、果たして本当にそうなのか。実際に各社の人事に問うと答えは「YES」だった。どうやら、差別はないらしい。ならもう一つ質問をしてみよう。「でも選考で残るのは有名校ばかりですよね」と。そして答えはここでも「YES」だった。実に分かりやすい。

 以上をまとめてみると、こういうことになる。学校による差別はない。面接や試験でその個人を重視する。実に聞こえの良い言葉だ。そして、力のある学生が選ばれる。弱肉強食な感じがして実に社会的で現実的だ。残ったものは皆強者なのだ。

 では、中京大学はどうだ。

                        ……よし、がんばろう