・受容範囲 私が他人に怒りを感じるとき、それが場合と状況によって様々な原因があるだろう。 例えば、 -授業中に騒いでいる他人にイライラする -飲み会で騒いでいる他人にイライラしない この二つのイライラを分析して元をたどれば、どちらも「良くない」感情として括られる。 では言葉を変えてみると、 -授業中にだんまりしている他人に →イライラしない -飲み会でだんまりしている他人に →イライラする それは場所と状況が違うから当たり前だと思うが、とりあえず分かり易くしてみると、
飲み会ででの私は大抵のことは許してしまう。もしかして気分が良ければ需要領域がもっと広くなるかもしれない。 そして、この受容領域を持っているのは私だけではなく、他の人も当然のように持っている。他人の受容領域もまた場所と状況でその人特有の大きさがある。 つまり、二人の受容領域が噛み合わなかったときに争いは起き、一致したときは認め合う仕組みである。 「相手の気持ちを考えて物事を言いなさい!」や「相手の立場に立ったらどう思うの?」というセリフを良く聞くはずだ。特に小学校の先生の口癖に認定してもおかしくない。そして、これらは上記のものとほぼ一緒である。
つまり、相手の受容領域をできるだけ広げると物事が上手くいきやすい。普段なら却下になる頼み事でも「相手の気持ち」、「相手の立場」で考えると。 もし自分なら、
酒、贈り物、煽て、女、賄賂……。 なるほど。実に分かりやすい。 |
図.授業中 |
受容領域 |
非受容領域 |
図.飲み会 |
受容領域 |
非受容領域 |
参考文献:LEADER EFFECTIVENESS TRAINING 著者:Thomas Gordon |