・社長になる人は

 会社を一つのチームとして見ると、リーダーは社長に当たります。一応CEOCOOは別として考えください(そもそも日本は米国型企業統治には完全になっていないため社長が兼務することが多い)。

 そして、一流企業の社長は長子長男が4割以上占めています。しかし、4割という数字はぱっとしませんね。そこで少し計算してみましょう。今回で取り上げた社長たちの平均年齢は65歳ぐらいです。また60代の平均兄弟数は約4.8人。4割という割合がいかに大きいかが分かりますね。

 長子というのは、手堅く慎重に行動する傾向があると言われています。これが大企業の社長に適しているのです。そして、大企業では大きな成功をするより、失敗をしないことが重視されがちです。つまりコツコツと地道な努力が必要となるわけです。

 今回は、文章を簡潔にまとめてみました。実際のところ伝える内容を限定するとこれぐらいしか書けなかったのが本音です。ちなみに、「長子だから社長になれる!」と思った『ひとりっこ』の皆さん。ここでの長子長男はひとりっこを含んでいませんので、喜んではいけません。私もひとりっこなので、ぬかよろこびをしてしまいました。しかし、ひとりっこにはひとりっこの特徴があります。それを書くとまた長くなるのでやめにします。

 でも一つだけ、「ひとりっこは両極端である」つまり、天才もしくは……。

 

参考文献:きょうだい関係とビジネス力 著者:依田 明