・ディスカッションでは

 就職活動において、グループディスカッションを審査行程に設ける企業があります。私も数回体験をしました。その時、会社側から特別に言われることはほとんどありませんでしたが、グループの人たちは開始と同時に役割分担をします。また、その役割分担は事前の雑談などで得た印象をもとに決められることが多いようです。まず、グループリーダーとサブリーダーが決められ、時計係や書記係などといった具合に進んでいきます。ここではリーダーについての雑記ですので、グループディスカッションにおいてのリーダーについて書いてみようと思います。

 グループリーダーに求められているものとは何か?審査側はどこを見ているのか?いまだに私もはっきりとした答えを出すことはできません。なにせまだ学生側ですから。しかし、分かることもあります。それはディスカッションに参加することです。当たり前のようですが、自分はディスカッショングループの一員という自覚を持って、積極的に参加することが前提です。ではそこからリーダーの取るべき行動を考えてみます。

 時々、リーダーが一から十まですべて決めてしまうワンマンプレイを見かけます。しかし、それではディスカッションをすることの意味を崩してしまいがちです。むしろ、しゃべる量は一番少ない役職であるべきだと考えます。リーダーはディスカッションの流れを整え、スムーズに運ぶようにサポートする補佐的な位置にいるべきだと思うのです。よくリーダーがメインと思われがちですが、主役は参加するメンバーです。場合によっては、メンバーの個々の意識が高ければ、リーダーという存在さえ必要としないときもあるでしょう。しかし、具体的に何をすべきかを書くとなると、これが少しばかり厄介な量になるので、本やら話やらで覚えていくといいと思います。

 最近の私が書いた雑記を見ていると、具体性がかなり減ったと思います。あれこれやれと指示するより、少しの助言で後は本人にやってもらう方がいいような気がしたからです。これもリーダーがサポート役であるということと関係あるかもしれません。そして、こうやっていろいろ書いている私も所詮下っ端ですから、最初はこれらの意識でリーダーの負担を減らす作業から始めるでしょうね。

参考文献:ITエンジェニアのためのチームリーダシップ講座 著者:上村有子